すいません。遂に世間の風潮とエスカレートする弾圧に耐えられず、20年以上に渡る喫煙人生に幕を閉じることとしました。
私もこれからは非喫煙人です。
年々確実に喫煙者への弾圧は過激さを増し、公共の場所での喫煙の禁止はその範囲をどんどん拡大させ、今年オープンする東京ディズニーランドホテルでは客室全てが禁煙という、まさに喫煙者はゲストではないという扱い、さらには煙草の自動販売機はタスポなる写真入りの登録証が無ければ全面購入禁止となるという、迫害の数々・・・。
最早この国において喫煙者は要らない存在であり、劣等な人間として扱われていることは紛れもない事実です。
タスポはまさにダビデの星であり、非喫煙ゲルマン民族が喫煙民族に写真入りの登録証でマークを付け、データを管理し、更に効率的な民族浄化を図ろうとしていることは想像するに難くないでしょう。
もうダメです。私はそれほど意志の強い人間ではありません。例え裏切り者と言われても禁煙します。さながらゲットーと化している駅前の喫煙所に群がる喫煙者達に向けられる非喫煙者達の冷たい視線・・・。あの視線の先に居たくないのです。
私には子供もいます。家族まで迫害の対象になることは耐えられないのです。だからご免なさい、廣川さん、ケラさん、大山くん、その他ナイロンの喫煙者達、僕は非喫煙人になります。
そして、明日からは喫煙所に群がる人々に向けて私が冷たい視線を浴びせるのです。
「ほら、見てごらん、ヤニ臭い薄汚い連中だねぇ」と罵るのです。世間は非喫煙者が多勢です。いじめも自分がいじめっ子の立場にいる限りは安泰です。迫害も同様です。
ああ、しかし待てよ。もし世の中の勢力図が変わったら、私は「裏切り者」「禁煙者」と書かれたTシャツでも着せられて、大通りを引きづり回されることになるのだろうか・・・。いやいや、情勢から見てそんなことになりはしない。非喫煙は圧倒的な勢力だ。寄らば大樹の陰、この選択は間違ってはいない。
しかし待てよ、もしインディアンのテントに招かれて、酋長から友情の証の煙草をすすめられたら、それを断ることが出来るだろうか・・・。
ああ、マジョリティに与するにも悩みは尽きない・・・。
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